プロローグ



 クリスマスの静かな夜、二発の銃声が鳴り響いた。
 倒れる男と女から流れる血が床に広がっていく。
 それを冷ややかに見つめる人影があった。腰をかがめると倒れている死体の手に拳銃を握
らせた。
 その様子をベッドの下から息を潜め、幼い眼がじっと見つめていた。
 じっと…じっと……。









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