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その日、ステイシーは一睡も出来ずに家に戻った。少し仮眠したら報告書を仕上げにすぐ署
に戻らなければならない。しかし、つい数時間前の出来事が鮮明すぎて貴重な睡眠を取る事 はできなかった。
シャワーを浴びて着替えてみたが気分は変らなかった。
何時間たったのだろう? いつの間にか夜は明けていた。しかし家を出なければならない時
間はとうに過ぎていたが、ステイシーは動く気にならなかった。署に電話を入れ少し遅れる事を 伝える。相棒の死を知っていた同僚は電話の向こうから励ましの言葉をかけてきた。普段、ろ くに話もしたこともない相手だったので少し複雑な気持ちになる。
しばらくソファーに横たわっていると訪問を知らせるベルが鳴った。
訪問者は宅配便の業者だった。荷物を受け取ると差出人を見た。
" 友人より "
それしか書かれていなかった。
包装を開けると中からは数個のメモリースティックが入っていた。
パソコンにつなげてみるとメモリースティックの中に入っていたのはガンビーノの会話が入っ
ていた。電話や屋外、どこかのレストランと思われる場所での会話も入っていた。
何よりも驚いたのはガンビーノの相手は明らかに警察関係者だった。きちんと調べれば相手
の特定も可能だろう。
ステイシーはもう一度、差出人の名前を見た。
「"友人より"か・・・・・・」
ステイシーは立ち上がるとカーテンをあけた。白い光が差し込む。窓を開けるといつの間に
か降り積もった雪があたりを白くさせていた。
「メリークリスマス、トニー・・・・・・」
おわり
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