「霊水山に行け」
闇の審問官が言った言葉はそれだった。
「霊水山?」
有理が首をかしげる。
「そうなの。ここから北へ行った山奥なんだけどそこにいる男がリーヴァの力になれるって……」
作り過ぎた草団子を再び届けにいった五月は闇の審問官にそう言われたのだ。
「マジであてになんの? その話…」
「おめえ、五月さんのいう事を信用できねーってのか!」
ロクが話しに割り込んできた。
「五月さんが信用できねえわけじゃなよ! あの仮面クンが信用できないんだよ」
「有理さん、霊水山と呼ばれるようになったのは最近なんだけど、それって能力者が住み着いてからなのよ。もしかし
たらその能力がリーヴァちゃんを守れるのかも」
「うーん……」
納得はしていなかったが有理は霊水山に向かうことにした。
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