復讐


 ステイシーは連絡の取れない相棒エディのアパートに来ていた。
 ノックをしたが反応はない。何気にドアノブを持ってみると簡単に回った。
 鍵が開いてる?
 ステイシーはハンドガンを抜くと用心深く部屋に入っていった。
「エディ……」
 中で見つけたのはソファに座ったままのエディの死体だった。ステイシーは慌てて駆け寄っ
た。額に開いた小さな穴からは流れ出た血が固まっていた。
「くそったれ! くそ! くそ!」
 ステイシーは何もない床に向かって怒鳴りつけた。怒りに任せて何かを叩き壊したかったが
現場を荒らすわけにはいかないと、いらぬ職業意識が彼女の感情をセーブさせた。
 携帯電話を取り出すと署にいるばずであろう仲間の携帯にかけた。
「ステイシーよ。今、エディのアパートにいる……彼、殺されてる……本当よ。警官と鑑識をすぐ
送って……ええ…ええ。早く頼むわ」
 ステイシーは携帯電話を切った。
 一呼吸するとエディの死体を見つめた。
「エディ……仇はとってあげるわ……」
 その時、エディの足元に転がる手帳に気がついた。
 ステイシーは、手帳を拾って中を読んだ。
「これって・・・・・・」
 ステイシーはエディのアパートから出て行った。



屋上でボスにハンドガンを向けるサンタにステイが駆け寄る。彼女には犯人の正体がわかって
いた。相棒を…育ての親を殺したのも彼なのだ。
「やめてくれ!」
 ガンビーノは向けられる銃口の前で嘆願した。
 彼の助けの声を聞いてる者は目の前の銃を持ったサンタクロース以外いなかった。部下達
は皆、死んだか重症で動けない。
 スモークシールドのゴーグルにガンビーノの哀れな姿が映りんだ。
 サンタクロースはその額に銃を突きつけた。
「……そう言った人間を助けることのない人間に何の慈悲がかけれる?」
「金は出すぞ。お前を雇った人間の倍だそう」
 サンタは首を横に振った
「金の問題じゃないんだよ。ミスター」

 その時、背後のドアが勢い良く開かれた。
「銃を捨てて!」
 銃を構えたステイシーだった
ガンを向けるステイシー。心の葛藤がおきる
「なぜエディを殺したの?」
「彼は親父に罪を着せて殺した連中の仲間なんだよ。僕を育てたのも罪悪感から逃れるため
の自己満足なのさ。ふん!反吐がでるぜ」



   目次